------まずは、Crew導入のきっかけについて教えてください。
近年、労働人口減少による労働力不足が深刻化しており、当院においても職員一人ひとりの生産性向上が課題となっていました。そこで、ICTを活用した業務効率化に注目し、特にAIによる業務効率化や問題解決による生産性向上を模索するため、試験的に生成AIを導入しました。
------具体的には、どのような目的で導入されたのでしょうか?
当院では、会議録や広報・挨拶文の作成・要約、院内業務マニュアルの確認など、様々な文書を取り扱う業務が発生しています。これらの業務効率化を生成AIで実現できないかと考えました。
------ 導入後の効果はいかがでしょうか?
文章作成業務が効率化され、期待通りの効果を実感しています。また、今後は独自データの活用によって、さらなる業務時間削減を見込んでいます。
------ 実際にどのような業務で活用されていますか?
現在は、医事課、施設課、総務課、財務課、医療安全管理部など、幅広い部門で利用されており、予想以上に多くの職員が利用している印象です。
具体的な活用例としては、採用HPのトップページに掲載するキャッチフレーズの作成、地域クリニックへ営業訪問する際のメール文の作成、Instagramでの投稿内容のアイデア出しや認知されやすいハッシュタグの案出し、地元企業向けに開催するセミナーのタスクリストアップなど、多岐にわたります。
挨拶文の作成や文書の要約、誤字脱字の確認のような汎用的な用途にも利用しております。
------それは素晴らしいですね。予想以上に多くの職員の方々が利用されているとのことですが、今後の展望についてお聞かせください。
今後は、上記の利用用途以外に、業務マニュアルや就業規則など、他の独自データからの回答生成も推進し、従来これらの確認にかかっていた工数の削減を進めていきたいと考えています。また、2〜3ヶ月に一度、会話履歴の中で有益な使い方を他部署にも共有し、より多様な活用イメージを院内で醸成していく予定です。
------本日は貴重なお話をありがとうございました。今後も企業様の業務効率化に貢献できる機能開発を進めてまいります。